天才小学生、カバンの中身を語る

今週のお題は「カバンの中身」ということなので、カバンの中身について語ってみた。

カバンというと真っ先にブランド物が思い浮かんでしまう。

カバンはハイブランドを使っているが、服にはそこまでお金をかけないという人は少なくないだろう。

服はワンシーズンで捨ててしまうが、カバンは長く使うことができることが理由だと考えられる。

そもそもブランド物のカバンが欲しいということも考えられるが、必要性に駆られてカバンを購入する場合は、恐らく以下のような思考でブランド物が選ばれるのであろう。

長く使える

  ↓

高くても許せる

  ↓

どうせ高いならブランド物がいい(ブランド物は長く使えるはずだし)

 

この思考はカバンに限らず、すべてのものに当てはまる。

日本は時計や家電、自動車などを世界最高水準の技術を豊富に持っている。

しかし、ブランディングが下手なため、価格を上げることができていない。

そもそも、高価格=悪といった宗教的な思想に取りつかれているように思う。

 

食品などの生活必需品や電気代などの生活インフラ費用以外において、高価格=悪という方程式は必ずしも成り立たない。

日本経済全体を考えると、高価格よりも貯金過多の方がよっぽど悪である。

我々の賃金が上がらないのは、単純にお金を使ってくれる人が増えないことと、使ってくれる金額が増えないことに起因する。

2022年現在、日本の個人の現金・預金は1088兆円あり、年々増加している。

単純計算すると、国民1人当たり860万円貯金していることになる。

この貯金が放出されない限り、日本経済の復興はないと言っても過言ではない。

老後が心配だから貯金するという方もいるが、最近は1990年以来の円安となっており、今年に入ってから貯金の価値が30%以上目減りしていることに気づいているのだろうか?

 

老後も安心して暮らすことができるニッポンでありつづけるために、我々がしなければならないことは何か。

それは、ブランディングである。

日本には世界最高水準の技術があり、個人の貯金も豊富である。

先程は単純計算で国民1人当たり860万円貯金していると記載したが、実際に貯金が多いのは50代以降のいわゆる子育て終了世代からである。

これらの世代は、先進国では増え続けることが予想される。

つまり、日本の50代以上の世代に愛されるブランドを確立し、世界展開していくことが日本復興の鍵であり、老後も安心して暮らすことができるニッポンとなるために必要なことなのである。